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インテリアとデザイン

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#003 3つの商品陳列法ー役割分担/インテリアデザイン

物販のインテリアデザイン

においては、3つの商品陳列法が効果的です。役割分担で、見やすく、売りやすく、買いやすい売り場に。

【店長】
この商品、今流行ってんだよねー。あ、これもいいんだよ。量も種類もたくさんあるし。
えーとそれからあの商品も使ってみるとわかるんだけどなあ。あー、もうどんな風に陳列したらいいんだろう。
ちょっとマスター、雑誌なんか読んでないで、手伝ってよ!

【マスター】
おっと、ごめんごめん。つい、読みふけっちゃった。
えーと、なんだっけ?

【店長】
陳列の仕方だよ!いい商品がたくさんあって、どんな風に陳列したらいいかわかんなくなっちゃった。
いい方法を教えてよ。

【マスター】
おっとそうだったね。ひとことで陳列って言っても一様じゃないんだよ。
大きく分けて3つの陳列方法があるんだ。

【店長】
3つの?

【マスター】
そう、まず一つ目は、「今が旬よ」の商品。これはすこし離れたところからも見えるところだね。柱や、壁の上部

サインのように。。ね。「使ってみればわかる」は「使わないとわからない」んだから。まずお客さんに商品の前にきてもらうための、「アイキャッチ的な役割」をもたせるんだ。
誘目色(純色=濁りのない色)を意識して見せるといいよ。「今が旬」の商品は、そのシーズンの色が出ていることが多いから、お客さんに季節感を感じてもらえるよ。きっと。

【店長】
なるほど。

【マスター】
そして、二つ目は「これからおすすめよ」商品たちの場所。
彼(彼女)らはメインの場所に置くんだ。お店に入ってきて一番目立つ場所。そこに置くんだ。ここはライフスタイルの提案を第一に考えるんだ。「この商品を手に入れることで、あなたの生活はこんなに素敵になりますよ。」っていうメッセージと一緒にね。

具体的にいうと、テーブルコーディネートや、マネキンを使ったコーディネート提案等だね。
芸能人やスポーツ選手といったあこがれの人のライフスタイルなんかを紹介するのもこれにあたるね。
これはいわば、お店のメッセージなんだね。よく見かける良くない陳列の例の一つに、この場所にセールのワゴンなんかがあることが多いね。

【店長】
どきっ(汗)

【マスター】
確かに一番良いスペースだから短期的な売り上げは上がると思うよ。ディスカウントショップはそれでバッチリなんだけど、そうじゃないお店の場合は、お客さんに一番伝えたいメッセージが「安いですよ」になってしまうんだよ。
「あのお店は安いお店」ってお客さんの深層意識に働きかけてしまって、通常の時期のプロパー商品が売れないっていう悪循環を生み出す原因にもなってしまうんだよ。

【店長】
なるほど!

【マスター】
そして、3つ目。「ホントはいいのよ」商品たちの場所これが一番悩むところじゃないかな。いわば通常のプロパー商品で、他のお店と特別ななにかの違いがなかったりすることが多いね。

ここは「手に取りやすいか」「見やすいか」をとにかく徹底的に考えるんだよ。商品の置かれた高さはどうか?色の配列は?サイズによる陳列方法は適切か?商品説明は充分か?ってね。ここでは言い尽くせないから、次の機会にね。
あ、そうそう。それからここにはきれいなディスプレイをしちゃだめだよ。

【店長】
ええっ?なんで?

【マスター】
きれいなディスプレイは「触りにくさ」につながるんだ。お客さんに「もし自分がさわって、このディスプレイを壊しちゃったら、、、」って無意識的に感じさせちゃうからね。ここは機能的な(手に取りやすい、見やすい)陳列に徹してね。

雑誌を見る時もこの『3つの商品陳列ー役割分担』を思い浮かべながら見てみると面白いよ。アイキャッチはどんなをつかっているか?今旬の特集の見せ方は?定番記事の位置は?ってね。いろいろなヒントが見つかるよ。

【店長】
なーんだ、ちゃんと仕事してたんだ。女のコの写真ばっかり眺めてるのかと思った。ちょっと見直したよ。

【マスター】
どきどきっ!(汗)

◆今日のデザイン1分チェック!『3つの商品陳列法ー役割分担』

■3つの商品陳列の役割分担!

1.「これからおすすめ」商品たちの場所→メインの場所で。お店のメッセージとして、ライフスタイル提案や、コーディネート提案を行います。芸能人やスポーツ選手といったあこがれの人のライフスタイルも効果的です。

2.「今が旬よ」商品たちの場所→柱や壁の上部にアイキャッチとしての役割を持たせます。誘目色やシーズンカラーを効果的に使います。

3.「ホントはいいのよ」商品たちの場所→棚や什器内に陳列されることの多いこれらの「プロパー」商品は、高さ、色の配列、サイズによる仕分けなど、「手に取りやすいか」「見やすいか」等、機能的であることがまず最優先します。きれいなディスプレイは、ここでは禁物。「もし壊したら」という気持ちにさせてしまい、触りにくさに繋がります。

商品陳列の役割をはっきりさせることで、「売りやすく」「買いやすい」→『分かりやすい』お店になります。

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