インテリアデザインと色彩・カラーコーディネート
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#009 セールはやっぱり「赤」!/カラーデザイン
国によって変わる色のもつ象徴
「赤」といえば?やっぱりセール?最も波長の長い色、赤色のもつ効果って?
【きみちゃん】
さーて、クリスマスも終わったし。
【マスター】
なになに?
【きみちゃん】
セールじゃないですかー。いやー、もう待ち遠しくってー。あの赤い色めがけてダッシュですよー!
【マスター】
ウシじゃないんだから、、、。でも、確かに赤は「誘目性」が高いから、セール時のようなアクセントカラーには効果的なんだよね。*
そもそも赤は色の中でも最も波長が長く、人間の神経に刺激を与える効果があるとされているし、活力や生命力を象徴する色だね。*
【きみちゃん】
そうですよ、それに、赤といったらやっぱり太陽、でしょ。なんか元気なイメージじゃないですかー。
【マスター】
我々にとっては「旭日」のイメージだよね。でも、世界的にみると赤は太陽ではなく、戦いによる「血」を象徴しているところが最も多いそうだよ。
【きみちゃん】
あ、それもわかる!あの色を見てるとミョーに燃えちゃって。負けられないんですよねー。
【マスター】
実際、色の名前「マゼンタ」も戦いに勝利した地名からつけれらているしね。*
戦いの神「マルス (Mars)」を象徴する色も赤だし。う、そう考えるときみちゃんの勝負ゴコロも当然か?
【きみちゃん】
今回はあのブーツと、コート!バッグにストールは絶対ゲットするんだから!ケンイチくんをタテにして、まわりを押しのけて、、、。
【マスター】
き、きみちゃん。それ、レッドカードだよ、、、。
◆今日のデザイン1分チェック!『セールはやっぱり「赤」!』 ■セールはやっぱり「赤」! *「誘目性」色が人の目を引きつける性質のことで、郵便ポストや消火器など、見つけやすくしたいものには、「誘目性」の高い色が使われています。 *「赤」は最も波長の長い(刺激を与える効果がある)色。 *redはサンスクリットの「血」に関係したルディラシュ rudirasが由来だそうです。 ルビーruby=赤い宝石やルージュ rouge=赤(フランス語)のようにrudirasを語源にする言葉は多いですね。 *マゼンタ=1859年のイタリア統一戦争で、イタリア(サルディニア王国)がオーストリアに勝利した土地の名前。 (出典1) タイトル:色彩の世界地図 (出典2) タイトル:奇妙な名前の色たち (出典3) タイトル:ギャラリーフェイク 9巻 日本色研 『色彩心理入門』
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