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インテリアとデザイン

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#010 待つ身は長い!/インテリアデザイン、心理学

『待つ身は長い!』

待つ身を短くする方法がある?インテリア心理学の面から、待つ身を短くする方法を探ります。

【きみちゃん】
うー。疲れたー。あのお店にはもう行かなーい!

【マスター】
どうしたの、きみちゃん?

【きみちゃん】
だって、混雑はひどいし、とにかく待たされるんだもん。*

【マスター】
うーん。お店としては、このセール期はイベント・マーケティング*の時期だし、賑わい性が必要なんだよねー。

【店長】
そうなんだよ。ウチでもこの時期お客さんは多いんだけど、ついつい待たせちゃって、、、。

【マスター】
お客さんは、待たされることに敏感だし、きみちゃんのように不満感に直結しやすいしね。
このセール期の賑わい性を維持しつつ、お客さんの待ち時間を減らす*ことが大事なんだよね。

【店長/きみちゃん】
えー、そんなことできるの?

【マスター】
実際の時間を短縮させるのは難しいけど、「待っている」と感じる時間を変化させることはできるよ。*

1つ目は、お客が最も混み合うレジ前の列を、整然としたものにすることだね、並びやすい動線をきちんとつくってあげるだけで、安心感が生まれる よ。

2つ目は、人との交流だね、単純に待っていることをお店の人に気づいてもらえるだけで、「待っている」不安は、ずいぶんと解消されるよ。注文の決まったお客さんを親切に誘導したり、短く話しかけたり。

【きみちゃん】
あ、銀行の ATMで見たことある。

【マスター】
お客さんにとっては、レジを増やすよりも、「待たされた」と感じる体感時間は短いそうだよ。

3つ目は、「気晴らし」。レジ前に大きな鏡や、身体が映るものを置くことで、お客さんは自分の髪の毛をいじったり、洋服を直したり、時間をつぶすことが容易にできるってわけ。

【きみちゃん】
わかるわー。私も、鏡があると離れられないのよー。

【マスター/店長】
、、、、、、、、、、、。

◆今日のデザイン1分チェック!『待つ身は長い!』

*待たされていると感じる時間は 90秒(!)お客の我慢の限界は、きわめて短いといわれています。

*イベント・マーケティング。「旬のもの」、「時節」のものに対する購買意欲は高まります。セール、バレンタイン、新装開店等。多用すると効果が薄くなりますが、、、。

*「混雑感」と「待ち時間」を減らすには?
1.混み合うレジ前の列を、並びやすく、整然としたものにして「安心感」 を与えます。
2.人との交流で「待っている」不安を軽減します。
3.効果的に鏡を使って待ち時間を「気晴らし」します。

(出典1)Web Designing 2004/7 『情報デザインって何だろう?』
(出典2) タイトル:なぜこの店で買ってしまうのか?ショッピングの科学 
著者:パコ アンダーヒル 訳:鈴木 主税
出版社:早川書房
ISBN:4152083352
初版年度:2001
価格:本体税込 ¥1,890

(出典3)タイトル:伝わるWeb文章デザイン100の鉄則
著者:益子 貴寛
出版社: 秀和システム
ISBN:4798008168
初版年度:2004
価格:本体税込 ¥1,890

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