インテリアデザインと色彩・カラーコーディネート
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#018 ホントによく見える?
よく見えるインテリアとwebサイト
よく「見せている」つもりが、実は自分の感覚だけに頼ってしまって、実はよく「見えていない」ことがあります。こんな方法で、インテリアやwebサイトをチェックしてみては?
【マスター】
店長のお店、なんだか賑やかになったねー。
【店長】
あ、マスター。いやー、新商品がたくさん入荷してさ。きれいな色目のものがたくさんあるのはいいんだけど、なんか、陳列にまとまりがつかなくなっちゃうんだよねー。(*1)
【マスター】
なるほど、確かに、今年の春物商品のように、明るくて、色の調子が同じように見えてしまう場合には、どの色をアイキャッチに使うか難しいよね。
【店長】
そうそう、どれも主張しあっちゃって、、、。
【マスター】
組み合わせによっては、色覚障害を持った人にとっては、とても見づらい配列になってしまうしね。(*2)
【店長】
うーん。こんな場合はどうすればいいの?
【マスター】
いい方法があるよ。カラーチェッカー(*3)を使うんだ。
【店長】
カラーチェッカー?
【マスター】
もともとは色覚障害のある人にとってWebが実際にどう見えるのかをシミュレーションするツールなんだけど、インテリアデザインにも応用可能だよ。
気になる場所をデジカメで撮影して、カラーチェッカーにかけるんだ。
同じ調子に見える色も、明度や彩度にずいぶんと差があることがわかるよ。
明度差によって、段階的に陳列するのもいいと思うよ。
【店長】
おお。いいねー。マスター。でも僕パソコンもってないんだけど。
【マスター】
う、、、。
そんな場合には、プリントした写真をモノクロコピーにかけるんだ。
明度差がわかって「見えやすさ」の指標になるよ。
◆今日のデザイン1分チェック!ホントによく見える? (*1)インテリアデザイン1分チェック!#003 3つの商品陳列法 http://ippun.syoutikubai.com/archives/2005/01/post_2.html (*2)統計では男性の5%、女性の0.2%程度の人が、何らかの色覚障害を持っています。 色覚障害には3種類があります。 (*3)色調が近似の場合、カラーチェッカーを使うと色の差がよくわかります。 出典:『 ユニバーサルデザインの教科書』 |