インテリアデザイン用語集
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段差
段差には、 a.段差なし(設計寸法3mm以下の差)、b.単純段差、c.またぎ段差、の3種類がある。
特定の場合を除いて a.「段差なし」の構造を理想とする。玄関の出入口、上がり框(かまち)、浴室の出入口、バルコニー等への出入口など、歩行環境が変化する境界では「単純段差」とすることもできる。
■段差なし:バリアフリー計画における、設計寸法3mm以下の段差をいう。高齢者の動線上の床、居室内、居室の出入口はは全て段差なしとする。ただし、通過動線上にない場所に畳コーナーを設ける場合は「単純段差、かつ片側の段差は150〜180mm」とし、段差箇所に手すりの設置準備を行う。
なお、高齢者の基本生活空間外の居室に設ける段差は90mm程度におさえ、境界には材質や色などで変化をつける。
■単純段差(たんじゅんだんさ):玄関の上がり框のように、片側に段差があり、反対側は段差なしか5mm以下の段差とするもの。他に掃き出し窓、水仕舞いに問題のある浴室の出入り口等。
■またぎ段差:またいで越すように両側に段差が生じるもの。バリアフリー計画では原則として、またぎ段差はなくす。
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