インテリアデザイン用語集
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大正時代
1912(大正1)年7月30日から1926(大正15)年12月25日までの,大正天皇の在位期間。大正時代の建築、デザインの様式には、アール・ヌーボーやゼツェッション等の運動の影響が見られる。家具工業では、ラッカー塗装、木材の蒸気乾燥等が導入されている。
生活改善運動:都市の中産階級の生活の向上欲求に呼応し、雑誌「婦人の友」、生活改善同盟(旧文部省の外郭団体)などの主導で、生活の近代化を目指す生活改善運動が推進された。一例に、このころ知識人の間では盛んに台所の改善論議がなされ、台所改善運動が起った。うずくまる姿勢の不合理を改善し、立ったままで調理を行うようにすることにあった。これと併せて、電気・水道・ガスの近代設備を整えることへと繋がった。
また中廊下型住宅(中廊下式ともいう)がこの運動の主旨を反映している。中廊下によって家族の生活空間と水回りや使用人の生活空間とが分けられ、居間を中心にした家族本位の間取りをもつ。またプライバシー重視の点から、各室の独立性を重んじた。
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