インテリアデザイン1分チェック! TOPPAGE>個別エントリーページ

インテリアデザイン1分チェック!トップページバナー

インテリアデザイン用語集

スポンサードリンク

家具塗装

塗装は木地の表面に塗布して硬化させ、被膜を作り摩滅や、錆から家具を守る役目と、木地そのものに浸透させ(しみ込ませ)、強度を増す方法がある。また、艶や着色による美観の向上を目的とする。
→インテリアデザイン用語集インデックスに戻る

【家具塗装】
塗装の種類工法
マイクロフィニッシュ木材に塗料を浸透させて仕上げる塗装方法で、表面に塗膜をつくらない。オイルフィニッシュ、ソープニッシュ等の手法がある。
オイルフィニッシュ木材に乾性油を塗布、浸透させる塗装方法。表面に塗膜を作らない点が特徴。チーク材の塗装方法として北欧で開発され、ウォルナット、ローズウッドなどの塗装に適する。
ソープフィニッシュ木材に石鹸溶液を摺り込む塗装方法。オイルフィニッシュ同様、マイクロフィニッシュの一種。
拭漆様塗装(ふきうるしようとそう)木材塗装のひとつ。拭漆仕上げを模した塗装方法。ワイビングステインを使用することが多い。
■ワイピンクステイン:塗った後、拭き取って着色する木材着色剤。
拭漆(ふきうるし)漆塗りの手法のひとつ。摺漆ともいう。透明の漆を木地に数回塗った後、拭き取る。桐箪笥など、木地の木目を生かす塗装に用いられる。
花塗(はなぬり)漆塗りの技法のひとつ。漆に桐油などを混ぜて塗ることで、研磨しなくても光沢を出すことができる。家具塗装に多く用いられる。塗立(ぬりたて)ともいう。
オープンポア仕上木材塗装の一種。目止めをせず、木材表面の導管の凹凸を表す仕上げ。オイルフィニッシュもそのひとつ。タモ材のオープンポア塗装がよく知られる。目はじき仕上ともいう。
クローズポア仕上木材塗装の一種。導管をウッドフィラーで完全につぶし、塗面を平滑にした仕上げ。オープンポア仕上に対する用語。
ピアノ塗装木材塗装の一種。表面を鏡面のように平滑に磨き上げた、厚塗りの塗装。ポリエステル塗料が多く用いられる。ミラースムースフィニッシュともいう。
UV塗装(ユーヴイとそう)紫外線硬化性の塗料を使用した塗装。即乾性なので、量産家具の塗装に多く用いられている。
クリヤー塗装基材の表面が見える透明の塗装。主に木材の塗装についていう。木地を着色する場合と無着色の場合があり、上塗り塗料は艶を出すものと艶消しがある。
エナメル塗装基材の表面を隠す不透明塗装。特に艶のあるものをいうことが多い。
オペーク塗装基材の表面を隠す不透明塗装。特に家具塗装で、エナメル塗装と同義、または不透明塗装のうち、光沢のないものをいう。
ペイント塗装基材の表面を隠す不透明塗装のうち光沢のない塗装。主に建築塗装の用語。
素地調整(そじちょうせい)塗装工程のうち、下地を整え、仕上げの効果を高める作業。汚れ・錆落とし、研磨、漂白などが行われる。
目止め(めどめ)木材塗装の一工程。木材表面の導管の穴や繊維の隙間を埋める作業。ウッドフィラーが用いられる。
■ウッドフィラー:木材の目止剤。 ペースト状の材料。
ウッドシーラー木材塗装の下塗り剤。目止め作業の後に塗り、目止剤を定着させる。また、下地の不陸をただす役割もある。
サンディングシーラー木材塗装の下塗り、中塗り剤。クリヤラッカー、ウレタン塗装の下地に通する。塗った後、塗膜を平滑にするために研磨することができる。
木地仕上、生地仕上(きじしあげ)木材塗装方法のひとつ。透明塗料で仕上げるもので、木地がはっきり見える塗装。ラッカー、アミノアルキド樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料などが使用される。仕上げの色は濡れ色になる。
白木塗装(しらきとそう)木材塗装方法のひとつ。透明塗料で仕上げるもので、木地がはっきり見える塗装。ラッカー、アミノアルキド樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料などが使用される。仕上げの色は濡れ色になる。
■変性酸硬化型アミノアルキド樹脂塗料(へんせいさんこうかがた):アミノアルキド樹脂塗料の一種で、塗装後の黄ばみが起こらないもの。
透明着色塗装(とうめいちゃくしょくとそう)木材塗装のひとつ。木地をステインなどで着色した透明塗装。木材の色むらをなくしたり、木地の色をさらに強調するなどの効果がある。
アンティーク塗装木材塗装のひとつ。古典家具のような外観を表すために、彫刻部分に色の濃淡を作る塗装。トラデイショナル仕上げともいう。
被膜化成処理(ひまくかせいしょり)金属の素地調整の一工程。表面を脱脂、防錆処理したのち、リン酸塩やクロム酸などで薄い被膜をつくる処理。
ケレン処理金属の素地調整の一工程。表面の錆や古い塗料をはがす処理。クリーン(Clean)がなまった言葉といわれる。
プライマー下地調整剤。塗料や接着剤の下塗り剤として、基材と上塗り材の付着性を高める。金属塗装の下塗り剤としては錆止めの機能も兼ねる。
サーフェイサー塗料の下塗り、中塗り剤。プライマーの上に塗り、塗膜に厚みを与え、表面の平滑さを高める材料。
トップコート上塗り塗料のこと。特に金属塗装についていうことが多い。
自然乾燥(しぜんかんそう) 塗料や木材を乾燥させる際、人工的な手段を用いない方法。ただし、金属塗装の乾燥においては、100℃以下の低温で加熱する強制乾燥を含む場合もある。
常温乾燥(じょうおんかんそう) 自然乾燥のうち、大気中に放置して常温で乾燥させるもの。ラッカーエナメルなど速乾性のものから、油性ペイントなど乾燥に1日以上かかる遅乾性のものまである。
強制乾燥(きょうせいかんそう) 金属塗装で、100℃以下の低温で加熱し、乾燥させる方法。ラッカーやポリウレタンなど、常温乾燥でもよい塗料の乾燥をはやめるために用いられる。
焼付乾燥(やきつけかんそう) 塗料の乾燥方法で、120〜150℃に加熱して乾燥させるもの。120℃程度で乾燥させるメラミン樹脂塗料、130℃以上の高温で加熱するエポキシ樹脂塗料などがある。
エアスプレー塗装 吹き付け塗装の一種で、塗料に圧縮空気を混ぜて吹き付ける方法。
エアレススプレー塗装 吹き付け塗装の一種で、塗料を直接圧縮して吹き付ける方法。
フローコート塗装 金属や合板などの塗装で、塗料を被塗装物に流しかけて塗る方法。シャワーのように流すシャワーコート法と、塗料をカーテン状に流し掛けるカーテンフローコート法がある。
静電塗装(せいでんとそう) 吹き付け塗装の一種。霧状に噴霧した塗料に電荷を与えて帯電させ、被塗装物に吸着させる方法。凹凸の多い製品をむらなく塗装できる。
電着塗装(でんちゃくとそう) 金属の塗装方法の一種。めっきの原理を利用した塗装で、電気泳動塗装(でんきえいどうとそう)ともいう。水溶性の塗料に被塗装物を浸し、塗料と被塗装物をそれぞれ陰陽道の電極として通電して吸着させる。自動車の車体や電気製品などに用いられる。
■カチオン電着(でんちゃく)
電着塗装で、被塗装物を陰極とする塗装方法。
■アニオン電着(でんちゃく)
電着塗装で、被塗装物を陽極とする塗装方法。
粉体塗装(ふんたいとそう) 塗装方法の一種。粉末の塗料に電荷を与えて帯電させ、被塗装物に吸着させる方法。1回の塗装で厚膜が得られる。家具の塗装などに用いられる。
ミラーライン仕上 金属の表面処理のひとつ。鏡面のように平滑に仕上げるもの。
ヘアーライン仕上 金属の表面処理のひとつ。表面に細い線状の傷をつける艶消し仕上げ。
サテン仕上 金鹿の表面処理のひとつ。細く短い筋目を無数につける艶消し仕上げ。シルクライン仕上、スクラッチ仕上ともいう。
ダル仕上 金属の表面処理のひとつ。点状の傷を無数につける艶消し仕上げ。サンドブラスト、ショットブラストの手法が用いられる。
メタリック塗装 塗装方法のひとつ。金属粉を混ぜた塗料を塗るもの。
ハンマートーン塗装 塗装方法のひとつ。表面にハンマーで叩いたような不連続な凹凸模様が現れる。
パール塗装 塗装方法のひとつ。真珠の光沢に似た塗膜を持つ塗装。雲母の表面に酸化チタンをコーティングした顔料を使用する。
縮緬塗装(ちりめんとそう) 塗装方法のひとつ。表面に縮緬状の細かいしわ模様が現れる塗装。加熱乾燥により縮み彼のできる塗 料を使用する。
クラッキング塗装 塗装方法のひとつ。表面にひびわれを生じさせ、下塗り塗料をのぞかせるもの。
レザートーン塗装 塗装方法のひとつ。ビニルレザーのような感触の塗装。
メッキ 金属、プラスチックなどの表面に、薄い金属被膜を作る処理のこと。装飾、防食、表面硬化などのために行われる。家具類のメッキに利用される金属としては、クロム、真鍮などが多い。手法としては電気メッキが主で、近年は真空中でメッキするイオンプレーティングなどの技術も利用されている。
電気メッキ 電気泳動によるメッキの方法。金属イオンを含む溶液中に、陰極または陽極を帯びた被メッキ物を入れて、金属イオンを吸着させ、被膜をつくる。
■クロムメッキ:重クロム酸カリウムを利用したメッキ。金属やプラスチックにメッキすることで、耐久性、耐食性を高める。家具類に最も多く用いられるメッキ。
■ゴールドメッキ:日本語でゴールドメッキと言ったとき、金をメッキする金メッキではなく、真鍮によるメッキをいうことが多い。家具の取手などのメッキに多く用いられている。
■亜鉛メッキ:亜鉛を被膜とするメッキ。主に鋼材の腐食を防ぐために行われる。電気メッキと電気を使わない溶融亜鉛メッキがある。
■溶融亜鉛メッキ:亜鉛メッキのうち、溶融した亜鉛に鋼材を浸して被膜を作るもの。トタン板の製造などに用いられる。どぶ付メッキともいう。
■イオンプレーティング:メッキ技術のひとつ。真空中に金属イオンを吹き出し、帯電した対象物に吸着させる方法。
スパッタリング 金属の表面処理のひとつ。金属の微細な粒子に高電圧をかけ、他の金属の表面にたたきつけるように定着させるもの。ステンレスにチタンの被膜を施したものなどがある。
静電植毛(せいでんしょくもう) 金属の表面に繊維を植え付ける方法。長さ1mm程度にカットした繊維を静電気でとばし、接着剤を塗布した金属表面に植え付ける。

Copyright MDRK